本尊はお薬師如来です。
お薬師如来は心身の健康を司り、また身の災いを除くなど多くのご利益をお授けになる仏様で、西方浄土の阿弥陀如来さまが来世の仏さまであるのに対し、東方浄土で現世の仏さまです。
すぐ脇には日天月天が、また左右の檀には、文殊菩薩と弘法大師のご尊像がお奉りされています。
お寺のシンボルの鐘楼門。
太平洋戦争で鐘が供出されて、以前の鐘より音が小さくなったようです。龍宮様式という形だそうです。
横門は平成31年に改築が決まりましたが、今までの門の方が立派で、倹約のため2層にしました。
本堂の横のお堂です。中央に大仙地蔵菩薩を御奉りしています。お堂は本堂と同じように大檀で護摩が焚けるように設けています。
昔は、お祭りの時には賑わいで、露店が出ていたようです。
ご本尊大日如来(多宝如来)の周りには大般若経600巻と写経された大般若教や般若心経を納めています。
この本尊大日如来(多宝如来)の脇仏として、弁財天がお奉りされています。
また、戒壇が近くにありますが、これは非公開で、毎月の護摩祈願された方だけが多宝塔の中に入り戒壇を廻ります。
この多宝塔は弘法大師高野山御開創1200年記念事業で檀信徒のご寄付により建立されました。
厄除参道の石段は四国霊場88ヶ寺の土砂と番外20ヶ寺の土砂、さらには中国長安の青龍寺、京都の東寺、高野山の金剛峰寺の土砂の合わせて111のお砂が埋められています。一段づつしっかりと踏みしめてお進みください。
19・25・33・42・60段目(階段の広くなっている所)が厄年です。生まれ年の年号の段が今年のあなたの数え年です。
こにお参道は、「時間のものさし」になっています。下を眺めると今までの日々が思い出されませんか? 上を見上げるとこれからの未来が見えます。一歩づつ、しっかりと踏みしめて登って行きましょう。(大森氏著述)
厄除参道を登りきった111段目に奥ノ院があります。
奥ノ院のお堂は洞窟になっていて、正面には弘法大師がお奉りされています。その真正面で弘法大師が向かれている方向に高野山の奥ノ院があります。
高野山の奥ノ院は弘法大師が深い瞑想に入る場所として選ばれていた所で、今は、弘法大師は高野山に入定され私達衆生を日々済度され続けています。
最上部にある塔です。お寺の目印になっています。公告の塔で安価につくられていましたが、平成30年3月に少しだけ離れた場所に再建することになり、現在工事中です。完成すれば古いユギ塔は解体されますので、あと半年先には2つのユギ塔が見える時が少しだけあるかもしれません。
約108トンの玄武岩と約1400本のサツキの庭園です。春に咲く満開のサツキが見ごろです。
合計約500本のサツキが三日月の池と多宝塔の丸池の周りに植えられています。
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